体験記(1)

平成17年8月13日

【きっかけ】
 私の場合は、自身の現在を取り巻く状況をどうにか打破出来ないかということが、はじまりでした。自分の意思とは無関係に働く大きな力、あるいは流れに突き動かされ、翻弄されているように思えました。
 そんな時に、たまたま書店で物色中に目に入ったのが、書棚一面を占拠している「カラーリング占術」でした。その著者はTVでもお馴染みでたくさんの本を出筆されておりました。「これだけ世にたくさんの本を送り込んでいるのであるなら心配ないな」と単純に考えました。それから、色に対して意識が過剰になったり、やけに神社参拝を好んで行くようになったりと、段々と傾倒していきました。その頃、銀座にもビルを購入され、そのショップにも行ってみましたが、あまりにも商業化されすぎ疑問を感じるようになりました。「何か違うなと?」本能的に感じました。
 それから専門書店、国会図書館で、いろいろな本を読んでみました。その中で目に止まったのが、「内藤文穏氏の奇門遁甲」でした。そこではじめて気学との区別を知りました。しかし、内藤文穏氏は引退され、それから[武田氏]の本も読み、術士によって少々解釈が異なるんだなと感じるようになりました。ところが武田氏は亡くなられておりました。それでは自分で勉強して理解してみようかと思った瞬間もありましたが、読めば読むほどに難解でした。たぶん、自身の頭脳では、この資料が少ない学問を解析、理解することは無理だなと判断しました。そして、そのような状況下で実行するには少々戸惑いがありました。何故かというと占術士によって、よいとされる方位がさまざまなことでした。悩んだのが「本物はどこ?だれ?」でした。

【ためし】
 その疑問を抱えたまま、時間があるときにはインターネットなどでも情報を収集してました。そんなとき、菅原光雲氏のホームページに辿り着きました。光雲氏は内藤氏の術理にも武田氏に対しても敬意をもってコメントされているように思えました。この方なら信頼出来そうであると思いました。また、ファーストネームの光雲という名前は亡き父の戒名でもあり、親しみを覚えました。自分勝手に、父が導いたんだなと想ってました。ホームページを閲覧してましたら、審命書の鑑定コーナーがありましたので、思い切って申し込んでみました。出生地、生年月日、時間などが審命条件でした、時間だけがはっきりとわかりませんでしたので、夕方とだけ書き込みました。何日かして、メールが着信しました。内容に驚きを覚えました、すぐに近しい人に見てもらうとかなり当っているのではと言い、もしかしたら、こっちに来ていろいろ調査したのではないかと言われましたが、そんな割に合わないことはないと思ってました。その中で眼についてのことをかなり書かれていましたが、現在まで眼はむしろ良いほうなので誤っているのかなと思ってましたが、父が眼が弱かったので関連しているのかとも思ってました。早速、返礼を書いてメールで送りましたが、その書き方が失礼だったのを憶えております。簡単に言えば、本当に効くのでしょうか?と言った内容だったと思います。そして返信が着信して文面を開くと、「年齢が高くなるほどに改善が難しくなるのは当然として、20%〜40%位出来る可能性があるし、たとえ確率が低くともやってやるのが術士としてのド性根である」と書かれておりました。実行するにあたり、決定的となったのがこの文言でした。

【実行】
 最初は3月6日戌刻の寒い中を距離で約10km歩いたことを鮮明に覚えております。でも、私の家は埼玉の田舎なので、夜間の歩行は恐怖心との戦いでもありました。それから2ヶ月して5月3日丑刻にまたしても真夜中の歩行をチャレンジしました。やはり街灯が少ないので神社の近くなどは自然と競歩となりました。それから3ヵ月後8月4日卯刻に朝陽の中をはじめて歩行体験し、とても気分が良かったことを憶えてます。そして、年末に向けてさらに歩き、どの辺にピーク時をおけば良いのかということになり、やり取りをしました。結論は私の審命書が基準となりました。来年にかけてからが良い年回りになるようなのでそれに沿って計画的に1年間位行うことになりました。話しによりますと、最初からあまり強い方位に行くのはよろしくなく、徐々に強方位を上げるのが副作用も少なく良効であるようです。それから、1ヶ月に1回のペースで実行しており、5月くらいからは、かなりの強い方位を選定され、車で100km位走り、宿泊して翌日帰宅するようになりました。また、日中も特別メニューとして昼休みを使った方法をこの頃より実行してます。特にこの昼休みは即効性があると思えますので、お勧めしたいと思います。(光雲注 他のお客様からも好評を得ました。「日本兵法実践講座」として新設しました。)
 何れにせよ、私自身まだ実行中の過程段階ですので、実証の結論めいたことをいうことは出来ませんが、わたしの取り組み方をひとつの例として、皆さんが運用を判断されればよろしいのではないでしょうか?私の場合、一つの集大成として来年春頃をピーク設定としております。

【ようぼう】
 この学問は、その時その時に運命に導かれた方が掘り起こし、何十年もかけ習得実践し、その時代の人々に開示する。しかし、その時代から次の時代に継承されるわけではありません。出来れば、出版物やメディアで残すなりして、継承性を保っていただきたいと思います。

亀 光




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