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気学の迷信:「お水取り」不要論


 気学では、祐気取りの一法として「お水取り」の効用が言われます。

 中国風水においても、龍穴の近辺では香ばしい湧水が得られるとされています。

 気学の難は、ある特定時間に出発して採取した水のみが気に満ちており、時間によってその地の水質が変化する(!)と解釈せざるを得ない方法論になっていることでしょうか。

 現代では、周知のように水質の汚染が喧伝され、「名水」が湧出する地においても一考の必要があるほどです。

 各地において、「水神」と呼ばれるスポットで湧水が採取されているようです。宮城にもあります。

 私は、吉方使用の際、目的地で自動販売機で缶ジュースを購入して飲むことが多いのですが、これが遁甲における現代的お水取りだと信じています。食事も同様の意味合いがあります。

 お腹に入れるという点で、他の土砂撒き等とも違う直接的効果があると思います。

 体内に摂取し、消化・吸収するので、気を直接摂り入れているわけです。その間、人体の消化器官を働かすわけですから、命運変化の1つの動因となります。

 湧水と異なり、衛生面の問題がないため、おすすめする次第です。

 ただ、目的地で呼吸するだけでも、その地の方位効果としての気を肺から摂取するわけですから、同じことです。

 方位効果を増幅する方法として、缶ジュースの効用について述べました。


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