著書を多く出している「有名な人」は、一件5万円取るケースが普通です。
問題は、術の程度ですが、表面だけではわかりにくいと思います。
奇門遁甲は、H条氏を始め、一般書や日本書・中国書を問わず、ほとんどの書が「方位の吉凶は万人が同じ」という立場であるため、鑑定士も、個人差の反映をしない人が大部分です。
しかし、日本で影響力のある「透派」でも、子平との連携をしていますし、奇門遁甲の原典に個人差が明瞭に記載されていないのは、それが秘伝であるからです。
したがって、遁甲における個人差の反映をしないのは、むしろ誤りであると言いきって差し支えありません。
現実に、生年月日時による「命理」で吉凶が逆転するケースの方がむしろ多いと言えます。
気学においても、本命(生まれ年)、月命(生まれ月)による簡単な差異を見ますので、現状では生年月日による方位の見かたは、実は気学によるものか、または本来静的方位(家の敷地内を見る方位)である風水の日本的な誤釈によるものが多いと言えます。風水でも「択日法」を重視はしますが、新居への移転の際「金函玉鏡」による日の吉方を選ぶもので、この原書自体、「太乙」の系統のもので、純粋の奇門遁甲ではありません。
奇門遁甲を標榜する方で、外国で秘伝を伝授されたとか、代々一子相伝の真伝で、他は全て偽伝だとする類はほとんどが不届きなまがいものであると断じて間違いありません。
私の場合、1回の実行で大吉の効果を求めるのは、強力な薬を投与するのと同じで副作用があるため、おおむね1,2ヶ月に一度、個人差を配慮した小吉〜中吉の方位を使って頂き、それを1年間継続して頂く方法です。 1件8,000円で2ヶ月分(1〜2回実施)。年間4万8千円ですが、半年過ぎた辺りから効果をはっきり実感され、一年後には「良くなった」という感想を述べられます。(注 2015年10月より、新料金で値下げしました)
どうしても急激に効果を出す必要がある場合は奇門遁甲玄空術による1件1万6千円(1〜2回実施)のコースもございますが、命運との関係を事前に検討して問題がある場合は、お断りするか、累積効果を図る方法に切り替えて頂く場合もございます。